Base64とは?
Base64は、バイナリデータをASCII文字列に変換するためのエンコード方式です。主に、画像や音声などのバイナリデータをテキスト形式で安全に転送したり、テキストベースのプロトコル(例: メール、HTTP)に埋め込んだりする際に利用されます。
Base64エンコード・デコードの利用シーン
- メールでの添付ファイル: バイナリファイルをテキスト形式に変換してメールに添付することで、文字化けや破損を防ぎます。
- Webページへの画像埋め込み: 小さな画像をHTMLやCSSファイルに直接埋め込む(Data URIスキーム)ことで、HTTPリクエスト数を削減し、ページの読み込み速度を向上させることができます。
- APIでのデータ転送: バイナリデータをJSONなどのテキストベースのデータ形式でAPI経由で送受信する際に利用されます。
- データの難読化(セキュリティ目的ではない): データの内容を直接読み取れないようにする目的で使われることもありますが、暗号化とは異なり、簡単にデコードできるためセキュリティ目的には適しません。
注意点
- Base64エンコードすると、元のデータよりも約33%サイズが増加します。
- セキュリティ目的の暗号化とは異なるため、機密性の高いデータの保護には適していません。